
こんにちは。市役所に約25年間勤務し、アラフィフで退職したやめたいむです。
みなさんは、「議会事務局」ってご存じですか。
市役所の中にあり、他の部署と同様に市の職員が働いています。
なんとなく、議会や議員に関する仕事なんだろうな、と想像がつくかと思います。
今日は、【公務員の極秘任務】にまつわるお話です。

信じるか信じないかはあなた次第です
議会事務局って?

市役所の部署の一つに、「議会事務局」というところがあります。
庁舎内の奥まった場所にあり、市民の人には直接は関係がない部署なので、
一般的にはあまり知らない人も多いかもしれません。
議会の職員は、おのれを【黒子】と思え!

「議会事務局」って、あまりなじみがない部署なので、簡単にご説明します。
「議会事務局」職員の仕事はおもに、
- 議会がスムーズに進行されるよう取りはからうこと。
- 市議会議員をサポートすること。
つまり、議会関係の庶務的な仕事をする課です。
「じゃあ、議会がない時は暇な部署なの?」
と、思われる人もいるかもしれませんが、それは違います。
議会事務局は、議会閉会中もこんなに仕事があります。
- 正副議長のスケジュール管理
- 政務活動費の支給と報告書の確認
- 議会だより、ホームページの作成
- 議事録の作成
- 他市への行政視察の随行
- 他市からの行政視察の受け入れ
- 議員からの調査依頼
- 陳情・請願などの受付
その他にも色々ありますが、実は、議会がない時でも何かと忙しい部署です。
そして、「議会事務局」職員が何よりも肝に銘じておかなければならないことがあります。
『裏方に徹して、議会、議員をサポートする』ということです。
配属された初日に上司から、
「お前は今日から自分のことを黒子だと思え!」と言われた同僚もいました。

黒子って(笑)、ここは舞台なの?
出世コース?

「議会事務局」に異動になったら、出世コースだ!と言う人もいます。
私も市役所で働いていた時に、そんなウワサをよく耳にしました。
「あの人今度、議会事務局に異動だって。将来、出世は間違いないね。」
このように言われる理由は2つです。
①議員への失礼がないように、人事課が役所内でも元々デキル人材を推薦するため。
このデキル人材とは、口のかたい信用される人柄も重視されます。
議会事務局の職員は、常に様々な情報がいやでも耳に入ってきてしまうので、
他課から議会対策の情報を流すように、「揺さぶり」をかけてくる人もいるためです。


気配り上手で、頭の回転が速い人が配属されるイメージでした
②議員に気に入られている人は、なぜか
「異動後も何かと出世しやすい部署にいる」ことが多いようです。
議会職員の闇?

極秘任務か、雑用か
議会事務局職員は出世コースと言われても、
デスクでパソコンを叩いているだけではありません。
多くの雑多な仕事もありますし、議員からも常に頼まれます。
中には、ちょっと?と思うようなことも・・・
グローブ
もう何十年も前の話ですが、
当時20代の男性職員が、議会事務局に異動してすぐ、
「重大な極秘任務がある」と言われました。
期待しながら、会議室に行くと
グローブやボールがあり、
「勤務時間中にそれらを上司公認で、磨かされた」と話していました。
当時その地域は、各市対抗の議員野球というものが盛んでしたので、
その下準備は当然のことですが、議会事務局の仕事でした。

えー、極秘任務って

その後、「議会職員が勤務時間に議員野球の準備をしている」と問題になりました。
以後、議会職員は『有給休暇』を取って、議員野球の準備をする事に変更となりましたとさ。

有給休暇取ってまでなんて、恐ろしい,,,
全国的には仕事のうちということで、ちょっとした雑務なら、
勤務時間中に行っているところも多いでしょう。

その線引きは今後も、非常に難しいと思われます。
まとめ

【公務員の極秘任務】にまつわるお話について、まとめてみました。
- 議会事務局の仕事は色々あり、職員は黒子のように働きます。
- 議会事務局に異動したら、出世コースと言われることもあります。
- その分、議員からの様々な雑務を頼まれることもあります。
- それらが勤務時間中にすべきことかどうかは、各自治体の判断によります。
いかがでしたか?
最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。