【公務員IT化あるある】市役所のIT化が遅れてるワケ

データ確認をする職員あるある
タブレットで仕事をするスーツの男性

市役所に約25年間勤務して、アラフィフで退職した やめたいむ です。

ご覧いただきありがとうございます。

【公務員IT化あるある】市役所のIT化が遅れてるワケ をまとめました。

市役所って、まだ紙ベースで仕事をしているの?

IT化が進められたら、もっと仕事の効率化を図れるのに、、。

市役所のIT化が進まないのは、様々な理由があります。

ぜひ、最後までご覧ください!

やめたいむ
やめたいむ

市役所のIT化には様々な壁があります。

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予算の壁

ブタの貯金箱と小銭

市役所のIT化には、お金がかかります

職員が非効率な業務の改善を求めて、

予算要求したとしても、市長がイイと言わなければ予算はつきません。

市役所の予算配分は、「福祉関係の高齢者や子どもに優先的」なほど、

市長のイメージアップにつながります。

選挙の公約で、福祉関係を掲げる人が多いのは、このためです。

「職員の仕事効率化のためのIT化予算」なんて、承認されづらいのです。

公務員の仕事が楽になるよりも、

もっと自分たちの暮らしが楽になる事に予算を使って欲しい

と思う市民は多いでしょう。

やめたくん
やめたくん

確かにそう思うよね。

選挙の演説をする市長候補

市役所のIT化自体が、「市民の暮らし向上に直結するイメージがない」ため、

もし、市長選の公約で掲げたとしても、選挙で注目されません。

職員の仕事が効率化されれば、

結果として市民にも良い影響が出るのは間違いありません。

でも、あまりに「市役所の内側を向いている」内容のため、

話題にならず、公約としては致命的に地味です。

そうなってくると、永久に公約に上がる事はないかもしれません。

つまり、誰が市長になっても予算がつかないので、

ますますIT化への道が遠のいていく訳です。

たいむさん
たいむさん

IT化はお金かかりますから…

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年配議員という壁

クエスチョンマークがたくさん出ている年配議員

タブレット端末の導入

議会事務局長の考えで、議会にタブレットを導入することになりました。

議会への予算は、だいたい通ります。

自分たち議員に関する予算に、反対する議員がいないからです。

財政課を説得して議会での予算も通り、

議会でのタブレット端末の導入が決定しました。

「便利になるから議員も喜んで、私も褒められるぞ!」

議会事務局長は、こんな感じの人でした。

これぐらい貪欲でしたたかさがないと、議会事務局長にはなれません。

情報システム課の職員を呼び、今日は議員向けの事前研修会です。

「やっとタブレットが導入された。」

「今まで、各部署ごとの大量の資料はわかりづらかったから、助かるな!」

若手議員は喜んでいました。

やめたくん
やめたくん

タブレット端末導入は画期的だね!

研修後、「今度の議会は、我が市始まって以来の最先端テクノロジーだ!」

と、議会事務局長は得意げに言っていました。

紙の資料とタブレット端末

タブレット端末導入後の初議会の日、

若手議員達は、今回は事前にクラウドに上がった資料を、

タブレットで確認出来たので、質問作りもはかどったようです。

ところが、年配議員達はタブレット操作に手こずっていました。

「むむ?どこを押せばいいんだ?」

「お~い!消えちゃったよ!」

年配議員の間を、議会職員と情報システム課職員が飛び回って手助けします。

年配議員
年配議員

サッパリわからん!

「ここを押してください!」

「もう一度立ち上げてください!」

挙句には、「この板が反応しない!何でだ!!」

「これ、壊れてるんじゃないの?」

と、年配議員達はタブレットの不具合だと言い始めたのです。

どうやら、ご高齢のため手がカサカサしているからか、

タブレットが全く反応しないのです。

お手上げで顔を覆う年配議員

議会中、議会事務局や情報システム課の職員たちが、年配議員たちにつきっきり。

議員の代わりに、職員が横でタブレットを操作するという事態に。

たいむさん
たいむさん

あの時は大変でした…

その光景は電子化どころか、人が人を使う思いっきり【手動】でした。

職員は「これなら、前の紙の資料の方が(議員が自分で見られるから)まだマシだった・・」

と嘆いていました。

『最先端テクノロジーを議会に導入』という、議会事務局長のもくろみは散りました。

入札制度の壁

パソコンで仕事をする手元

「またシステムの不具合が出た!」

今や、市役所の運営はほぼパソコンが頼りです。

パソコンで印刷して、紙で保存しておくというカオス状態ですけどね。

申請書とか印刷出来ないと困るので、システムの不具合は致命的です。

「また各部署から文句言われちゃうよ。」

不具合が出て、一時的にシステムが使えなくなったりすると、

各部署からの文句が、情報システム課に殺到します。

情報システム課は、すぐ関係業者に連絡を取って修正待ちです。

システムを担当していた業者は、不具合が多すぎでした。

さらに、修正依頼すると、別途料金がかかると言ってくるのです。

元々は自分達のシステムの品質が低いから、不具合が出るのに、

追加で料金っておかしな話だと思いませんか。

やめたくん
やめたくん

業者の責任じゃないの?

それなのに、どうして毎回この業者と契約しているのか?

市役所側も、出来ればもっと良い業者に変えたいのです。

それが市役所の決まりで、そうはうまくいかないのです。

入札制度

クエスチョンマークが乗って傾いている天秤

市役所で使用する物品や、システム等の支払いは、市民の税金で賄っています。

その大事な税金を無駄に使わないために、入札制度で業者を決めています

透明性・公平性・競争性・経済性の点からも、大切な事です。

おもに、一般競争入札・指名競争入札・随意契約があります。

そのシステムは一般競争入札で、業者を決めていました。

契約課での入札では当然、価格が一番低い業者を落札します。

この業者は毎回、かなり低い値段で入札し、落札してしまうのです。

「またあの業者が落札した!」

と、入札結果を聞いた担当課はがっかりしていました。

たいむさん
たいむさん

困ったものです…

質の低い業者

システムエラーの出たパソコン

そして、低予算でシステム開発をするためなのか、不具合が多いのです。

一年間に数回のシステムの不具合が発生していました。

市役所側はその都度、追加料金を支払わされる事もありました。

不具合が出るたびに追加料金を支払っていると、

結果的に、低く落札したのに、高くついてしまう場合もあるでしょう。

初めから、ある程度の金額がかかるけど、しっかりした業者だったら、

不具合も発生せず、追加料金もなく、落ち着いて仕事が出来るのですが・・

入札制度があるため、最低価格の業者に落札されてしまうのです。

すぐには市役所のIT化は難しいようですね。

やめたくん
やめたくん

「安かろう、悪かろう」ってヤツですね!

まとめ

データの確認をする職員

「【公務員IT化あるある】市役所のIT化が遅れてるワケ」について、お話しました。

市役所のIT化が進めば、職員の残業も減り、

非効率さが削ぎ落されるのは間違いないのですが、なかなかうまくいかないようです。

本日はIT化を阻止する壁について、書いてみました。

最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。

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