
こんにちは。
市役所に約25年間勤務したやめたいむ です。
ご覧いただきありがとうございます。
公務員として働いていている人の些細な日常を切り取って、
「公務員職場あるある」をまとめてみました。
公務員でない人も仕事あるあるとして、ユルくお楽しみいただけたらと思います。
一般的な市役所での働く職員のリアルな感じもわかるので、
就職したい人にも、就職後の自分がイメージ出来ていいかもしれませんね。
それでは最後までぜひご覧ください!
公務員あるある①職員同士の略語についていけない

先輩から、「この転出者はサコジューだから。」とか、
あとは「伺いお願いやっておいてね。」と急にいわれて戸惑った事はありませんか。

サコジューって何のこと?
「サコジュー?怪獣かな?」
「伺い?誰かを訪問するとかのこと?」
新人や異動して間もない時って、
周囲の人が何言ってるのか全然わからない!って事ないですか?
サコジュー
サコジューは「サービス付き高齢者向け住宅」の略称です。
よく福祉系の職場で使います。
別に使わなくてもいいのですが、忙しくて全部言っている暇がないのでしょうか?
その課にいる一番古い職員なんかが、イキって使っていたりします。(→毒)
新しく異動してきた人や新人にマウントを取りたいのか、
「それって何ですか?」って聞かれて説明したいのか、、。
地域によっては、「サコージュ」って伸ばす箇所が違う場合もありますw。

いやどっちでもいいけど・・
伺い(うかがい)

これはどの職場でも使います。
起案とも言いますね。
仕事上で上司に承認を得る時に、その内容を作成して回し、
課内で課員、係長、課長などに押印してもらう事です。
これを決裁を回す、決裁を取るなどと言います。
逆に言えば、この課長までの承認がなければ、物事は許可が下りないという事です。
いずれにしても、聞きなれない言葉は質問して覚えていくしかありません。
その他にも、ジソウ?→児童相談所、セイホ?→生活保護などけっこうあります。

略して業界っぽくしたいのかな?
公務員あるある②放置プレー?仕事聞きづらい人いる

「異動してきたばかりで、この申請のやり方わからないなぁ。」
最初は誰でも不安ですよね。
周囲を見渡しても、なんかみんな忙しそう。
勇気を出して、「あ、あの~。ちょっといいですか?」と質問しようとしたのに、
「ギロっ!何か用?」とパソコンから目を離さない人もいます。

え~っ、めっちゃ聞きづらい!

俺に聞くなオーラがあふれてる!
そんな態度されたら、動揺しますよね。
意地悪だったり、変わった人って職場に、一人や二人はいるんですよね。
あなたが気にする事ではありません、大丈夫です!
でも聞かないと仕事が進みませんから、頑張って聞きましょう。
イキるひと
市役所で働いていたからこそ、態度悪い人に対して思う事があります。
たかがどこかの一市役所で働いているだけなのに、
日本を背負ったかのような偉そうな態度をとるな、イキり厨二病か!(→え?)
と言いたいです。
自分もわからなかった時代があるでしょうに。
適格に伝えて、その人が仕事を早く覚えれば、部署全体も自分も楽になるので、
意地悪したり、ケチって教えない方が、もったいないと思います。
公務員あるある③サボり常習犯、席はずしがち

「ちょっとトイレ行ってきます!」
30分後、また同じ職員です。
「ちょっとタバコ行ってきます!」
市役所は窓口当番や電話当番もあるので、
自席を外す時は周囲に断ってから、という習慣のある部署もあります。

そうなんだ、民間とは違うね!
私は最初、小学生みたいだな、と思いました。
もちろん、いちいち申告しなくていい部署の方が多いです。
でも、サボり常習犯はしょっちゅう、席にいませんでした。
公務員あるある④仕事しないヤツ、鐘と共に去りぬ
終業チャイムが鳴ると同時に帰る人もいます。
市役所も昔と違って、仕事が増えたので残業も多いです。
でも、圧倒的に仕事が出来ない人は、残業のあまりない閑散部署に配属されるので、
「あ、鐘が鳴った~!お疲れ様~」と風のように帰ってしまいます。

はやっ!もういないじゃん・・
ちょっとムカつきますが、気にしないようにしましょう。
公務員あるある⑤決裁書類タワー化現象

「決裁お願いします。」と渡しても、すぐ確認しないで、何日も書類を積んでいる人がいます。
「この人、決裁書類が溜まってる!」
「早く決裁を回してくれないと、仕事が進まないんだけどな・・」
男女関係なく、決裁書類がタワー化している人はいます。
たまになだれが起きて、大変な事になっていました。

提出期限がある書類もあるので、早く見てね。
公務員あるある⑥押印の並びが逆の決裁が回ってきた時、焦る

他課からの合議決裁に多いのですが、
決裁によっては、押印の並びが逆の流れの書類あるんですよ。
係員→係長→課長と、左から右に偉い人が押印するフォーマットが一般的なのですが、
たまに課長←係長←係員のように、右から左に押印するものもあって混乱しました。
課長の押印するスペースに、いつもの癖で押印してしまい、
焦っている職員もいました。
これは、書類を落ち着いてみれば大丈夫です。

おっと、トラップだね。
公務員あるある⑦回覧は最後になりたくない

隣の席の人から「回覧で~す。」と広報とか、新聞とかの回覧書類が回ってきます。
よく見ると、自分が最後です。
庶務担当が綴る場合もありますが、
最後の人が綴る決まりの場合、回覧綴らなくちゃいけないから、面倒なんですよね。

押印していない人を探しがち!
公務員あるある⑧技術職「作業着で出勤・退勤」しがち

朝、技術職の人が「おはようございます!」と出勤してきて、
夕方、「お先に失礼します!」と帰っていく時、作業着オンリーでした。
技術職の人って、朝、家から作業着で出勤して、そのまま作業着で帰る人多くないですか?
昔は、飲み会に作業着で参加する人もいたくらいです。

作業着大好きなのかな?
確かに機能的・効率的なのかもしれませんけど。
また、上だけ作業着で、下がスーツのズボンの人もいます。
その人はたいてい、土木系部署に配属された、事務職採用の人ですね。

服装で事務職か判断しちゃいますよね。
公務員あるある⑨選挙事務の翌日は、疲れてテンション高め

意外と知られていませんが、選挙事務は市役所職員の仕事です。
選挙事務自体が土曜日に準備、日曜日が早朝から丸一日あります。
みな疲れているため、選挙事務の翌日はテンション高めです。
開票の担当の最終確認をする人は、業務が深夜に及びます。
「深夜1時までかかったよ~!」
「ほぼ寝てないんだよね!」と寝てない自慢が始まります。
ちなみに翌日は、月曜日ですからそのまま普通に仕事です。

知らなかった、職員さんも大変だね。
土、日に働いた分は多少の残業代は出ます。
若いウチは勢いとバイト感覚で頑張れます。
40代になってくると、当日は良くても、次の日こたえます。
深夜まで働いた人は、代休が使えて月曜の午後に帰ったりしてたと思います。
「投票所も、怒鳴る人がいて大変だったんだよ。」
などと、頑張って無事に選挙事務をやり遂げた達成感からか、
みんなテンション高めでした。

わかります!
公務員あるある⓾ 異動発表後は仕事に集中出来ない

市役所は年に1回、部署異動の発表があります。
(自治体によっては、年に数回分けるところもあるらしいですね。)
3月末の内示発表後は周囲が慌ただしく、
「今度あの人が来るのか~」などとザワついて、仕事に集中するのが大変でした。
アナログな異動の内示
私がいた市役所の4月1日付けの異動職員の発表は、3月25日くらいでした。
その日の午後3時半になると、人事課の職員が各部署に
「異動職員の名前の書いてある紙を持ってくる」という、何ともアナログなやり方でした。
何より異動できなかった事に、落ち込む自分との闘いでしたね。(→え?)

異動出来なかった時は辛かったです…
まとめ

公務員の些細な日常の中のあるあるでした。
少しでも共感していただき、市役所の様子が垣間見えたら幸いです。
あるあると共感する気持ちが多いほど、その職場に溶け込んでいるという事なのかもしれませんね。
みなさんが共感されたあるあるは、いくつありましたでしょうか?
最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。
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